杭を打設する際に擁壁底盤に接触してしまい、設置してあった擁壁がずれて動いてしまった現場です。
杭を打設する際に、重機が土を掘る際に擁壁に土圧がかかってしまい、擁壁を破損してしまった現場です。
②と原因は一緒ですが、コンクリートブロックは、強度が低く破損してしまいやすい現場のため、より注意が必要です。
一度擁壁トラブルが起きてしまうと、さまざまな課題が発生します。
次にトラブルが起きてしまった現場の「その後」をご説明します。
名称の由来:SQ(SQUARE:四角の略語)+PILE(パイル:杭)
四角い独自形状の杭が、安全性と経済性の両立を実現することを表しています。
地盤補強を行っても発生してしまう不同沈下。
原因のひとつがネガティブフリクションです。
SQ Pile(エスキューパイル)は、鋼管を固い地盤で支持するため安全性に優れ、且つシンプルな形状と高い支持力で経済性も追求しました。
地盤事故ゼロを目指し、ジャパンホームシールドのノウハウと技術力から開発した独自の地盤補強工法です。
一般的な鋼管工法は先端翼部に螺旋形状を採用して施工性を高める反面、支持地盤をほぐして堀進するため面積あたりの支持力が小さくなります。
SQ Pile(エスキューパイル)は角型鋼管を回転貫入させることで、周囲の土をあえて乱し、負の摩擦力を最小限に抑えました。
そして先端を平板形状にすることで地盤の乱れを最小限にし、高い先端支持力でこの問題を解決しました。
「支持地盤のほぐれを低減」と先端翼部のコンパクト化で高支持力(先端支持力係数α=350)を実現しました。
ネガティブフリクション対策にも有効です。
※先端面積あたり