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壁紙に穴があいてしまった!自分で補修する方法

うっかりあいてしまった壁紙の穴。画鋲やネジであいた小さな穴から、家具の角やひじをぶつけてできた大きな穴まで様々。そのままにしておくと見栄えも悪く、部屋の景観も損ねてしまいますよね。


本記事では、穴のサイズ別に壁紙の修復方法について詳しく解説します。補修する前におさえておきたいポイントや、業者に依頼した際の費用相場についてもまとめました。


穴のあいた壁紙を自分で補修し、費用を抑えたい方はぜひチェックしてみてください。


目次[非表示]

  1. 1.壁紙の穴を補修する前に知っておきたいポイント
    1. 1.1.壁紙は穴があきやすいの?
    2. 1.2.壁紙の穴は自分で補修できる?
    3. 1.3.業者に頼むといくらする?
  2. 2.壁紙の穴うめ補修方法
    1. 2.1.【トラブル①】画鋲やネジであいた小穴を埋めたい!
    2. 2.2.【トラブル②】壁に物をぶつけてこぶし大の穴があいてしまった!
    3. 2.3.【トラブル③】石膏ボードに大きなサイズの穴があいてしまった!
  3. 3.壁紙の穴を自分で補修して快適なお部屋を目指そう!

壁紙の穴を補修する前に知っておきたいポイント

まずは、壁紙の穴を補修するために知っておきたいポイントを確認しておきましょう。


壁紙は穴があきやすいの?

一般的な住宅の壁は、石膏ボードに壁紙を貼って仕上げられています。石膏ボードは、石膏と紙の繊維が結合して1枚の板になったもの。費用が安価で、断熱・遮音性が高いというメリットがある一方、衝撃に弱く割れやすいという特徴があります。そのため、ちょっとした衝撃でへこんだり穴があいたりしてしまいます。


壁紙の穴をそのままにすると穴が大きくなり、補修するには専門的な技術が必要になってきます。補修費用も高額になるため、穴に気づいたら早めに処置することが重要です。


壁紙の穴は自分で補修できる?

大きい穴があいてしまうと、破損した石膏ボードを切り取って張り替えたり、壁紙の張り替えも必要になったりと、作業の難易度は高くなります。


直径20cm程度までの穴であれば、補修道具を揃えて自分で補修できます。
道具はネットやホームセンターで手に入るものばかり。ネット上ではプロによる補修動画も紹介されており、自分で作業をする際の手助けとなるでしょう。少しでも費用を抑えたい方は、ぜひチャレンジしてみてください。


業者に頼むといくらする?

壁にあいた穴を業者に依頼した際の費用相場は以下の通りです。

修理内容

業者に依頼した場合

ネジや釘の穴

5,000円~20,000円


壁穴修理(大)
30,000円~50,000円
壁穴修理+壁紙張り替え
(6平米未満)
40,000円~70,000円

業者に依頼した場合の費用は、損傷の程度や範囲によって変動します。大きな穴があいてしまい自分で補修できるか自信がないという方は、業者に相談してみるとよいでしょう。


壁紙の穴うめ補修方法

壁にあいた穴のサイズ別に壁紙の穴を補修する方法を解説します。


【トラブル①】画鋲やネジであいた小穴を埋めたい!

画鋲やネジであいた小穴は、ついついそのままにしがちですが、放置すると穴にほこりがたまり、黒ずみが目立つように。汚れが目立つ前に専用の補修材を使って穴を埋めておきましょう。



参照元:株式会社建築の友


【STEP1】穴のまわりに壁紙のめくれがある場合は、カッターで切り落とす

【STEP2】穴に補修材のノズルの先を入れ、注入する

【STEP3】穴からはみでた補修材をヘラで取り除き、周囲となじませる

ネジ穴など、やや大きめの穴を補修する場合は、先に接着剤を含ませた手芸用綿を穴につめてから壁穴補修材を注入します。





【トラブル②】壁に物をぶつけてこぶし大の穴があいてしまった!


壁紙にこぶし大の穴があいた場合は、リペアシートとパテを使って穴を補修しましょう。リペアシートとは、グラスファイバーテープにアルミ板を合わせ、強度を持たせたプレートのこと。穴が開いている部分にリペアシートを貼り、その上から壁紙を貼ることで補修できます。リペアプレートとパテ、やすりがセットになった補修セットがあると便利です。


参照元:楽天


【STEP1】リペアシートを仮止めし、一回り大きい四角形で既存壁紙をはがす

【STEP2】リペアシートの剥離紙をはがし、穴を完全に覆うように張り付ける

【STEP3】リペアシートの上にパテを塗り、ヘラで薄くのばして乾燥させる

【STEP4】パテが完全に乾いたら、表面をやすり掛けして、平らに仕上げる

【STEP5】補修用壁紙を貼り、ローラーで継ぎ目部分を押さえる





【トラブル③】石膏ボードに大きなサイズの穴があいてしまった!

大きな穴があいてしまった場合、石膏ボードの陥没の程度も大きく、リペアシートではカバーしきれないことも。そんな時は、補修用の石膏ボードで補修しましょう。

石膏ボードをのこぎりでカットしたり、補修用ボードを下地に固定するための処理が必要になったりしますが、専用の道具を揃え、手順に沿って丁寧に作業すれば自分で補修できます。

補修用の石膏ボードはホームセンターで購入できますが、1820mm×910mmとサイズが大きいため、事前に店舗で必要サイズに切り取ってもらえるか確認しておくと安心です。

参照元:モノタロウ


【STEP1】穴周囲の石膏ボードを四角くカットする

【STEP2】補修用の石膏ボードを用意する。穴周囲のサイズより2ミリ程度小さく切り出す

【STEP3】補修用石膏ボードの当て木用に、幅3×厚さ1センチ程度の木材を用意する

【STEP4】穴の内側に当て木をビスで固定する。補修用石膏ボードをはめ込み、ビスで当て木に固定する

【STEP5】隙間をパテで埋める。パテが乾燥したら軽くサンドペーパーで平らに仕上げる

【STEP6】補修用壁紙を貼り、継ぎ目部分をローラーで抑える





壁紙の穴を自分で補修して快適なお部屋を目指そう!

壁紙にあいた穴の補修方法について解説しました。壁紙は石膏ボードの特性により、ちょっとした衝撃で簡単に穴があいてしまいますが、穴の程度によっては自分で補修できます。大がかりな補修に自信がないという方も、画鋲やネジであいた小穴を埋めるだけでもすっきりしますよ。壁紙の穴が気になる方はぜひ実践してみてくださいね。






記事を作成する際に参考にした書籍、サイトは以下の通りです。


表紙写真「壁に空いた穴 」:画像提供/PIXTA



ホームサポート編集部
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