未経験者でもなれた新人現場監督の教育の在り方とは?
「経験」によらない人材育成を実現する
建物品質検査

今回は、ある経理担当の若い女性(Aさん)が「君に明日から現場を任せたい」という上司の一言から、苦悩しながらも今ではしっかり現場管理を任されるようになったという成功事例をご紹介します。
その日は突然やってきた
【新任Aさんのプロフィール】
・経理担当の女性(当時24歳)
・もちろん現場は知らない
・建築の勉強経験もない
【会社プロフィール】
・分譲住宅 年間60棟
・現場担当者3名
・1名退職により人材募集するも集まらず

「君に明日から現場を任せたい」
入社して2年経理担当一筋でやってきた建築現場は知らない、建築の勉強もしたことがないAさんが突然会社の事情で現場監督をやることになり、悪戦苦闘しつつも現場管理を任されるようになったという事例です。
では、なぜこのような事態になってしまったのか、Aさんが働いている会社の状況からご説明します。

経営者の方に話を伺うと、なかなか経験者が採用できない、という話を多く聞きます。
Aさんが勤めている会社は、建売の分譲住宅を年間60棟建てており、3名の現場監督でまわしていたため一人当たり20棟弱を担当していました。
しかし、一人の退職者をきっかけに、負のループが引き起こされることとなりました。
業務効率化・生産性向上・品質管理の仕組み構築など、会社としてやらなければいけないことはたくさんありますが新しい現場監督が決まらず、また他2名の現場監督も担当現場が忙しいため、Aさんに親身になって現場で教育をすることが難しい状況にありました。
未経験者の困惑、右も左もわからない
ここから少しだけAさんが実際に体験した困惑した周囲とのやりとりをご紹介します。
上司「とりあえず現場見てきて」
上司に言われて現場へ行ったところ、帰ってきて次のようなやりとりをしたそうです。
Aさん 「見てきました」
上司 「それで、どうだった?」
Aさん「工事していました。・・・・・・。」
事前研修も知識もない状態で現場に行っても何をしているのか分からないのは当然です。
現地で誰かが教えてくれるわけでもありません。
現場監督や大工さん・職人さんも忙しく働いているので、聞ける状態ではなかったそうです。
Aさん「私は何をしているのだろう」
最初に感じたストレス
・自分が何をしているのか何を見ているのかもわからない
・建築の専門用語もわからない
「工期って何?梁?桁?」
大工さんはわかるけど、どこまで担当しているのか全くわからないことに大変ストレスを感じたそうです。
大工・職人「お前じゃ話にならん」
最大の悩みは現場の大工・職人とのコミュニケーションでした。
特に困ったことは、知識がなく若い新任の女性だったため大工への指示以前に上手く会話ができなかったのです。
「どうせ何も知らないだろ」
「任せておけよ」
指導はおろか口を出すこともままなりませんでした。
上司が出てきてダメ出しをもらっても、なぜダメなのかわからない状態でした。
結局は腕がいい職人が入ると現場の仕上りはいいが、そうでない職人の現場は雑なままになってしまい、品質のバラツキはなくなりませんでした。
このままではお客様へ安心が提供できないと、Aさんの苦悩の日々は続きました。

起こるべくして起こった混乱 問題はどこにあったのか?
Aさんにとってみれば、知らないところに放り込まれ、上手く現場をまわせず自己嫌悪の毎日・・・
これは「こんな事ぐらい知ってるだろう、できるだろう」という部下に対する過信、また現状を把握できていなかったことが、今回の現場の混乱につながってしまった側面もあり、今回の事象をAさんだけの責任と考えることはなかなか難しいかと思います。
とはいえ、現場監督の先輩2人も非常に多忙で教える時間が割けず・・・
「この事象の責任は十分に教育できなかった上司である自分や会社にあるのではないか」
Aさんの上司は、現状を理解した上でそのように考え、ジャパンホームシールドの建物品質検査の採用を決めました。
導入を決めた3つの決定要因
【3つの決定要因】
1.第三者の目線で厳しく現場を見てほしい
2.自社のチェックでは足りない部分があり「安心の見える化」を行っていきたい
3.工務担当者の目線が養われることへの期待
建物品質検査では、指定のチェックシートと施工基準を提供し、基準に従い、各工程の施工がきちんと行われているか判断していきます。
工程は全部で10工程あり10回検査を導入して、施工品質の統一を図りました。

結果、現場が上手くまわりはじめた
建物品質検査を導入したことで、少しずつ現場が上手く回り始めました。
始めは判断に困ること・迷うところも、今では判断がつくようになり、その後の大工・職人へのやり直しの指示が出せるようになったそうです。

活用しているお客様の「声」
【事例紹介】10回検査利用 Sホーム 現場監督A様(元経理)の場合(従業員数60名以上(監督3名)・60棟/年)
「第三者の専門家に見てもらえたことで多く学ばせてもらい、自信につながった」
検査結果を基に、是正を求めることが出来るので説得材料となり、これまでの現場のやりづらさを克服できました。最初は検査の合否判定だけだったので、詳細な説明が出来ず「どこかが悪いです」としか言えなかった。しかし今では、報告書の調査結果に記載されているので自分で説明が出来るようになりました。また自分でチェックシートの確認ができるようになり、現場監督がこれまで知らなかった知識の補充ができるようになったという点も実感として得られています。
施工基準書と照らしてみると職人が行っている施工法は古い認識のままだった。いまではアップデートされている箇所もあり、検査員とのコミュニケーションも役立っています。自分では見落としていた不具合を拾えるようになり、アフター(やり直し)の費用が減ったことを実感しています。
これからの現場監督のひとつの在り方

現場を知らなかった元経理のAさんも、今では部下2名持つ現場のリーダーとして活躍しています。
Aさんが優秀だったから上手くいったのだろう、と最初は思いました。
しかし彼女はこの後、2名の業界未経験の新人にも同じように指導しています。
そして、その2名は現場をこなせるようになり、会社も右肩成長を続けています。
この現場監督の業務スタイルにより、コミュニケーションと段取りができれば、技術的な観点はOJTを活用して補えるものだとわかりました。
この「経験」によらない人材育成は、これからの現場監督の一つの在り方ではないでしょうか。
施工に少しでも不安があるなら「第三者検査」を

私たちが目指しているのは「現場を良くする品質検査」です。
やはり家を建てるのに重要なのは、「人」であると考えています。
検査するだけでは、流出原因を防ぐだけになってしまう、その前から発生原因へアプローチしていくことで施工不備・不具合の予防ができると考えています。流出原因を防ぐために検査基準をつくってチェックしていくこと。
必要であれば、新しい監督さんへの知識向上となるように勉強会や現場でのレクチャーも行います。
施工不備の発生は作業する人によって起こります。
私たちは品質検査で施工不備の流出を防ぐとともに不備が発生しないための改善提案を行います。
求められる当たり前の品質は私たちが守り、工務店様には、自社の強みや利益となる営業活動に特化してほしいと考えています。
これからも厳しい住宅市場が予測されている中、アウトソーシングによって、施工品質の向上に役立てることを願っております。
最適なソリューションをご提案します
弊社は第三者機関の検査会社として、これまでたくさんの工務店様とお付き合いをしてきた経験と実績から、いまお困りの悩み事に良いアドバイスやご提案を行える自信があります。
専門のスタッフが他社事例も交えてお話しさせていただきます。
正しい施工を行うことで未然に施主とのトラブルを防ぎ、安全安心な住まいづくりをお手伝いします。
お気軽にご相談ください。

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